エントリー№32 作品名:「The test of the New Weapon」 |
製作者:中井 由 |
作品名 | 「The test of the New Weapon」 |
製作者 | 中井 由 |
設定 | ――ガトリング砲。 主として外部動力を用い、複数の銃身を回転させながら弾薬を絶え間なく撃ち出す射撃兵器の総称である。 ゾイド戦役においては、きわめて初期の帝国軍の戦力として、ドラゴンホースに騎乗する竜騎兵と共に、歩兵の武器として運用された記録が残されている。 その後もガトリング砲は帝国軍で運用され続け、ゼネバス帝国初の電子戦ゾイドであるゲーターでは主兵装として採用されている。 またZAC2043年には、帝国のデスピオン、共和国のメガトプロス等の24ゾイドに搭載された。 そして、この大胆かつ強力な兵器が戦場を華々しく飾ったのは、それから約10年後、暗黒軍ことガイロス帝国のダークホーンの登場によるものであった。 それまでのガトリング砲とは違い、大型ゾイドの主兵装として登場したハイブリッドバルカンは、その圧倒的火力で、共和国のゾイドを数多く葬り去ったのだ。 中央大陸戦争時、ヘリック・ゼネバス両国は幾多の兵器を開発したが、巨大なガトリング砲をゾイドに搭載するという開発計画は、終ぞ実現しなかったのである。 だが、しかし。その過程で試作・検討されたガトリング砲が全く存在しなかったわけではない。 この写真は、ZAC2045年、帝国の山岳基地で撮影された一枚である。 鹵獲したコマンドウルフに試作型と思しきガトリング砲を搭載し、射撃試験を行っている様子が確認できる。 なぜ共和国軍のゾイドを試験機としたか定かではないが、高速機におけるガトリング砲の運用精度を確かめているのかもしれない。 余談だが、このコンセプトが制式採用されるのは、これから約55年後、ZAC2101年に共和国でロールアウトするシャドーフォックスを待たなければならない。 それほど困難な技術だったのであろうか…。 |
使用キット | ゾイド…HMMコマンドウルフ帝国仕様、コマンドゾイド「キャリービー」 ガトリング…M.G.Sガトリングガン、ビルダーズパーツMSキャノン01など 歩兵…「プライザー PF16526ソ連軍歩兵1942年」を中心に、「TROOPS&PEOPLES」様よりいくつか。 その他情景はスクラッチ。地面はミラコン製、草は麻紐、ベースは額縁を使用しております。 |