エントリー№67 空の幻 |
製作者:03倉庫 |
作品名 | 空の幻 |
製作者 | 03倉庫 |
コメント | 製作コンセプト: ・未確認生物(UMA)をモデルにしました。箱の表記はUMAから採りましたが、このモデルはサメやエイではないので「空の魚」ではなく「FLYING RODS」にしました。 ・「架空機の模型」という設定は、米軍のステルス機といわれながら実際は架空機だった「F-19」のエピソードから着想しました。(タイトルは「架空」という語から連想して付けました。) ・実機ではなく模型の記号として「キットの外箱」も作り、簡易的ジオラマにしました。 ・準備期間が短かったので、入手の容易な素材を用いて素朴な方法で作りました。 ・この作品は個人的空想 の産物であり、公式設定ではありません。 模型製作解説: モデルのUMAは羽虫の残像が正体とされているので、昆虫的な羽をイメージして、さらには省力化や小型化も狙って羽にはゼムクリップを使い、ミニチュアにしました。プラスチックモデルらしい色をイメージして灰色に塗りました。キャノピーは玉子のケースを切り取って加工しています。一部に接着剤がはみ出ていますが、キット素組みの雰囲気が出たと考えてそのままにしました。 これは実機の戦闘情景ではなく、模型(玩具)であることを強調するため「キットの箱」を再現しました。昔ながらの箱絵のイメージを求めて、厚紙の箱に絵の具と鉛筆で直接手描きしました。勢いでレタリングも手描きにしました。(しかし、およそ購買意欲をそそらない外箱になってしまいました。)「ランナー」の再現は難しかったので、箱の底に鉛筆で描き込んでいます。「説明書」はメモ用紙の表面に鉛筆でそれらしく図を書き込みました。(箱や説明書の細かな文章は波線なので画像を拡大しても判読不能です。) 「ディスプレイスタンド」は飛行機模型用を参考に厚紙で作り、機体と区別しやすいように黒く塗りました。そして、作業机をイメージした台座が欲しくなり、ちょうど段ボールが手元にあったので、それを木目のある天板に見立て、作ったものを配置しました。 便宜上ジオラマに分類しますが、各アイテムを固定していないので、機体・外箱・説明書などの位置関係は写真によって少々ずれているかもしれません。 空想ストーリー: 戦乱も収まった時代、ある空港のレーダーが夜間に異常な速さで飛行する謎の機影を捉えた。それを目視した者はいなかったが、近隣の保安用暗視カメラに、細長い物体が空を飛ぶ姿が不鮮明ながら写り込んでいた。 この怪現象が報道されると各地で真偽不明の目撃情報が錯綜し、「空軍が極秘に開発した超高速の光学ステルス機」という都市伝説が生まれ、玩具メーカーは「独自に得た情報で模型化した」として模型キットを販売した。 後日、怪現象の原因が解明され(レーダーの影は不具合のノイズ。映像はレンズの近くを飛ぶ小さな虫。)、しかも空軍が発表した新型機は、想像されていた機能とは別の新機能を備え、模型とは全く異なる姿だったため、この模型は実在機ではなく架空機の模型となってしまった。 使用キット: フルスクラッチビルド 使用材料: ゼムクリップ、厚紙、メモ用紙、針金、玉子のケースなど 使用塗料: ラッカー塗料、水彩絵の具、鉛筆など |